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自動運転・スマートシティの実現に向けた“次世代のデータ活用基盤”を開発--MoTのデータから新たな価値を生み出す「KUUグループ」

自動運転車が安全に走行するための「ダイナミックマップ」や、現実世界をコンピュータ上でリアルにシミュレーションするための「デジタルツイン」。こうした“モビリティや都市の未来”を切り拓く最新テクノロジーには、走行車両から収集するデータを活用した、鮮度の良い道路情報が必要です。

Mobility Technologies(MoT)において、この最先端のデータ開発・活用領域を一手に担うのが次世代事業部 KUU(クー)グループです。「GO」や「DRIVE CHART」など、MoTの各プロダクトから得られたデータを活用し、自動運転やスマートシティ向けの“次世代のデータ活用基盤”を開発しています。

KUUグループのリーダーであり、事業開発、渉外などを担当する國松に、グループが開発に取り組む“次世代のデータ活用基盤”について聞きました。

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自動運転時代に必要な高鮮度地図

――本題に入る前に、まず気になるのが「KUU」というユニークなネーミングです。どのような由来があるのでしょうか?

KUUには2つの意味があります。

1つ目は、事業開発時のプロジェクト名であった「空間情報プロジェクト」の頭文字である「空(KUU)」。

2つ目は、私たちが担う「Key Universal Usher=自動運転やスマートシティ時代に鍵となる、世界の案内人」の頭文字を取った「KUU」です。

――なるほど、ダブルミーニングですね。そんなKUUが取り組んでいる「次世代のデータ活用基盤」の代表例としては、ゼンリンとの取り組みがありますよね。

はい、2020年4月にプレスリリースを発表したプロジェクトですね。噛み砕いて言えば、「自動運転時代に必要となる高鮮度な地図整備の為に、いち早く地図と現地の差分をお知らせする仕組み」を開発する取り組みです。

もう少し具体的に説明すると、DRIVE CHARTを搭載したタクシーや、トラックに設置されたドライブレコーダーから車外の映像データを取得し、既存の地図情報と実際の道路情報の差分を機械学習により自動で抽出しています。

この差分情報を株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)で地図整備に活用してもらうことで、ユーザへ高鮮度な地図情報を提供できるようになるんです。

――道路情報は日々刻々と変化するので、自動運転時代の地図は、常に最新情報に更新されていることが不可欠なのですね。

その通りです。地図が現地と異なっていると、自動運転車だけでなく、地図をベースにした様々なサービスが正しく動作しない場合があります。

――かなり大規模なプロジェクトだと思いますが、正式なサービス展開はいつ頃を予定しているのでしょうか?

まずは地域・機能を限定したサービスを開始し、順次拡張していく予定です。また、初期のスコープ以外にも対象の地図を拡大する計画があるため、今後10年、20年とプロジェクトが拡大し続けるだろうと考えています。目指すのは「MoTのプロダクトを搭載した車両が走るだけで地図が更新される」仕組みの構築です。

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その他にも、グループでは複数のプロジェクトが進行中

――グループでは他にもプロジェクトが進行中なんですよね。

はい、最近ですと、2020年12月のプレスリリースがあります。2017年から継続して開発、実証実験を行っているのですが、携帯電話網を用いて交通信号制御機から収集した信号情報を、車両からのリクエストに応じて配信し、車両制御に役立ててもらう仕組みになります。

こちらも、自動運転時代に必要となる地図情報の一つと考えています。現在は、信号情報の配信に関わるノウハウの蓄積や、その他の情報と組み合わせた新たなサービスを検討するための知見の蓄積を目的として開発に当たっていますね。

――今後が非常に楽しみです!その他のプロジェクトはいかがでしょうか?

まだ表立って言えることは少ないのですが、協業拡大や、新たな協業開始に向けた検討など、様々なプロジェクトが動き出しています。ただひとつ、はっきり言えることは、これだけのプロジェクトを同時並行で進めるにはグループのメンバーが足りない(笑)。ということで、グループの体制構築には引き続き取り組んでいかないといけません。

パートナーの信頼を得てビジネスの可能性を拡げる、三拍子揃ったMoT

――さて、「メンバーが足りない」というお話が出ました。読者の皆さまに、MoTの強み・魅力を國松さん視点でお伝えできればと思います。まず、MoTの「強み」はどんなところにあると考えていますか?

とあるビジネスパートナーの方から仰っていただいて「なるほど!」と思ったのが、次の“3つが揃っている”会社はMoTだけだよね、という話です。

1つ目は「データがあること」。MoTは様々な自社サービスを展開しており、自社で鮮度の良いデータを、移動情報だけでなく、映像データも含めて収集できる点です。

2つ目は「優秀なエンジニアがいること」。サーバサイドだけでなく、ML、CVなど、いわゆるAIも含めた優秀なエンジニアがいて、社内で一気通貫に開発が行えることです。

3つ目は「『地図』を分かっている人がいること」。これは、データ活用の一適用先である地図業界と、MoTのエンジニアの間で意思疎通のための“通訳”ができる、と捉えて頂ければと思います。

異なる業界の方とコミュニケーションをとる際、共通言語がなく、上手く意思疎通が出来なかった経験がある方も多いかと思います。地図業界でも、様々なデータ保有企業や、AI開発を行っている企業からの提案が、自社の課題の解決につながらず、困っていたそうです。そんな中で、弊社からの提案が地図業界の課題を上手く捉えており、ようやく一緒に課題解決に取り組めると思ったのが、協業の決め手になったと聞きました。

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――やはり、価値のあるデータを保有しており、優秀な人材がいるということは、パートナーに頼っていただくきっかけになるのですね。 MoTの「魅力」については、どう感じていますか?

エンジニアで言えば、モダンな環境で、一からビッグデータを扱う環境を構築できる点にあります。新規に立ち上がったプロジェクトが多いため、過去の環境に引きずられることなく、最新のサービスを利用できるのは、エンジニアにとっての面白さになるのではないでしょうか。また、事業化を前提とした開発ですので「いかに効率よく大量のデータを処理できるか」が重要です。そのような環境は、エンジニアとしての腕を磨くのに最適だと考えています。

事業開発で言えば、将来に向けた、様々な次世代のビジネスの立ち上げに関われる点にあると思います。一からのスタートになるため、正解がない中で、いかに事業を立ち上げるか、いかに協業を組んでいくか、自分で考えてチャレンジしながら進められる点は面白いと考えています。

――エンジニア・事業開発のどちらであっても、プロジェクトを自ら背負って立ち上げフェーズから携わりたい方にとっては、とても面白い環境ですね。

はい、チャレンジ精神を持つ方であれば、十分に腕をふるえる、面白い環境だと思います。

今だとパートナーやお客様がいる状態からプロジェクトスタートすることもありますが、自らのアイデアを起点として、全く新しい事業を立ち上げていくこともできます。そのどちらに面白さを見出すかは人によるかと思いますが、面白い環境・フェーズであることは間違いないですね。


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