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現場の運用重視。目指すは、事業をリアルに体感できる「IT戦略部」

Mobility Technologies 公式note

社員が安心して、かつ効率的に業務に集中できるIT環境を戦略的に考えていく「IT戦略部」。MoTのさらなる事業拡大において必要不可欠とも言える部門です。

組織を強化すべく、稲葉が部長として入社したのは2021年10月のこと。「事業統合後、新組織としては未熟だった。この10カ月で少しずつ形になってきた」と語ります。そこで今回は、稲葉に「IT戦略部」がこれまで取り組んできたこと、大切にしてきた想いについて話を聞いてみました。

事業統合を経て、新組織における「基礎づくり」からスタート

――まずは、「IT戦略部」が担う役割について教えてください。

IT戦略部が手がけているのは、社員が安心して、かつ効率的に業務に集中できるIT環境を戦略的に考え、現場レベルで使われる形に落とし込んでいくことです。具体的な業務としては、組織全体として必要となるシステムの構築や社内インフラの改善、セキュリティ強化に向けた各種施策の実施、ITに関する社員からの問い合わせなどがそれに当たります。

現在、私を含めて9名の組織になるのですが、「アプリケーション」「インフラ」「セキュリティ」「ITサービス」の4つの担当領域に分かれていて、それぞれが業務に当たっています。ただ、どの領域も相互に交わるためあまり線引きはしないようにしています。
私が2021年の10月に入社して、ここまで約10ヵ月が経過したところ。少しずつIT戦略部としての体制が見えてきたと感じていますね。

――「少しずつ」とのお話でしたが、これまでは…?

これまでの話をすると、2020年4月にJapanTaxiとDeNAのオートモーティブ事業部が事業統合し新たに株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)が誕生しましたが、新組織においては「IT戦略」が後手に回っており、整備が遅れていた経緯がありました。

しかも、統合のタイミングは新型コロナウイルスの感染が広がっていった時期でもあります。多くの企業同様にMoTも強制的にフルリモートに切り替わり、「統合」という最も正確な状況把握が必要な場面でありながら、正しいIT資産の管理が困難な状況に。しばらくの間は、旧JapanTaxi、旧DeNAオートモーティブでそれぞれ使われていたシステム、そしてMoTで新たに作られたシステムの3つが存在し、並行運用がなされていました。

——そのような経緯があったんですね。稲葉さんはどこから着手されたのでしょうか?

まずは、基礎づくりからです。
その一つが「IT資産の正しい管理」になります。細かなところでいえば、MacのPCが何台あって、WindowsのPCが何台あるか…などの情報機器や、各システムやサービスのアカウントの付与状況の把握などから地道に着手していきました。IT資産を正確に管理できていなければ、セキュリティ対策も、経営戦略を支えるシステムの企画もできません。まずはあらゆるシステムや情報を統制し、そこからルール作りやシステム構築を進めたいと考えていました。

——この取り組みは、半期に一度行なわれる「全社会」でも表彰されていました。

いくつかのプロジェクトが表彰されていたのですが、ありがたいことに、その一つにIT戦略部の取り組みが選ばれました。システム機器の「棚卸」という言葉が合っているような、本当にコツコツと泥臭いプロジェクトだったのですが、MoTにとって急ピッチで進めなければならない重要事項であると、全社的に認識いただけたことに感謝しています。

「全社会」で行なわれた表彰の様子。IT戦略部を代表してコメントする稲葉(中央)

また、私たち「IT戦略部」がやりたいことを実現する上での「基礎作り」であり、欠かせないことだと理解し、一緒に向き合ってくれた仲間の存在はとても大きかった。スキルと想いのある優秀なエンジニアの力もあって、少しずつ理想を形にしていくことができたと思っています。

システム開発で重要なのは、“現場の運用シーン”まで見えているか

——先ほど仲間のお話もありましたが、「IT戦略部に必要な仲間」というのは?

「経験」で言えば、テクニカル面のIT知識やスキルだけでなく、業務プロセスの整備経験、ITを用いた各組織の課題解決の経験、経理や法務、人事など幅広く会社のベースになる業務への理解、そして社員からのITに関する問い合わせ対応の経験などです。

ただ、私は経験だけではあまり見ていなくて。それよりも、「各事業部門とのコミュニケーションを通して、社内のIT環境の構築、業務フローの改善に取り組めるかどうか」を重視しています。ITだけにこだわらず、運用ルールの作成や見直し含めて取り組んでいくことが、今のMoTにおいては欠かせないと思っているからです。

——「開発がしたい」だけでは難しいと?

そう思います。「運用業務を重視しているか」とも言えるかもしれないですね。システムによって、ある程度の業務効率化が測れたとしても、やはり100%は難しい。どうしても手作業が発生してしまうんです。だからこそ、システムは作り手が最終的な運用コストを正しく理解しているかはとても重要です。

たとえば、社内で使う「承認システム」を作ったとしますよね。このシステムを利用するとなったら承認者を登録する必要があると思うんですが、実際に承認者を登録するのは誰なのか?どんな頻度で行なうのか?そして、どのぐらいの運用コストが発生するのか?…こういったことを理解した上でシステム開発をしているかという話なんだと思います。

――実際にそのシステムが使われている利用シーンを想い描く「想像力」でしょうか。

そうですね。少し言葉が強くなってしまうかもしれないけれど、私が一番使いたくない言葉は、「運用でカバーする」です。よく聞く言葉の一つですが、個人的には絶対に言いたくない。社員が安心して、かつ効率的に業務に集中できるIT環境を作ると掲げているのに、その裏で、運用作業が膨大に発生していて、運用をする人たちが疲弊していくのは、間違っていると思っています。

システムは設計し開発する時間よりも、実際に現場で使用する時間のほうがはるかに長い。ですから、運用の実態を知らずに開発するなんてナンセンスだと思うし、リリースして終わりだとも思わない。実際にそのシステムを使う社員の声を拾いながら、改善していく姿勢や行動が重要だと思っています。

目指すのは、リアルに事業を体感できる組織

――「IT戦略部」がこれから目指す方向性について教えてください。

これまで以上に、“現場の事業をリアルに体感できるIT戦略部”でありたいと思っています。

以前、私はSIerにて、ITコンサルの仕事を長年手がけてきました。そこでは、IT戦略に正解はない。ITとはそれぞれの企業がやりたいことや抱えている課題があって、それらを実現するための手段にすぎないのだと痛感しました。

MoTは、タクシーアプリ『GO』、法人向けサービス『GO BUSINESS』、次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』など、“交通課題の解決”につながるさまざまな事業を展開していますから、当たり前ですが、各部門によって抱えている課題も異なります。目指す方向性、実現したいことなどを踏まえた上で、適切な戦略を考え、最後まで形にしていく必要があるんですよね。

——「各事業部門」と「IT戦略部」が切り離されていないんですね。

そして、各事業に寄り添ったIT戦略部を目指すには、気軽に相談してもらうことが大切なポイントになってきます。各事業で何をやっているのか、各部門はどのようなやり方をしているのか…そこが分かれば、私たちも先回りして動いていけるでしょう?

今の段階においては、ちょっと困ったときにすぐに声をかけられる距離にいることは、大きな意味があると思っているため、会社としてはハイブリッド型勤務なので出社してもしなくても良いのですが、私は出社していることが多いですね。

――事業を体感するには、「MoTが目指す未来」への共感も重要ですね。

そう思います。
真剣に仕事に向き合う中で、やりがいや楽しさを感じることもあるでしょうが同時に、厳しさや辛さを感じることもある。そういうときに、前向きに乗り越える原動力になるのは、「自分がこれを実現したい」「絶対に成功させたい」という気持ちになると思いますから。

私自身は“自分の事業”として向き合う難しさと喜びを感じているところです。理想像を描いて終わりではなく、それをどうやって実際の形にしていくのかを考え、一つひとつを積み上げていく…。新しい経験を積めていると感じていますし、自身のキャリアに繋がっていくと思っています。

そういう点でも、今MoTのIT戦略部では、新しい仕組みやシステムを作るという「攻め」と、土台を固めるという「守り」の部分をすべての分野で同時進行で進めています。どちらも幅広いジャンルに足を踏み入れていく必要があり、時には過去の経験が役に立たず、ITも業務知識も新しいことを1から学ぶ必要もありますが、そういうフェーズを楽しんで取り組める人にとっては、かなりやりがいがあり、かつ自身のキャリアにも活かせる経験を積めるのではないかと思います。

これはIT戦略部に限らずで、コーポレート部門が会社を作り、ビジネス部門が会社を大きくすると考えた時、MoTの各コーポレート部門はどこも同じように、どんどん加速し始めており、より良い会社づくりに向かって自走し連携しあっています。そのため、いずれの部門においても課題意識をもって解決に向かって自走する思考の人にとっては大きなやりがいに繋がる環境になっているのではないかと思います。

その中において、現代のITはコーポレートもビジネスも関係なく、横串で関係し、そのベースであり、また加速する力にもなるため、とても重要な役割を担っていると思っています。そんな思いを持ちながら日々前に進められるように取り組んでいるため、同じような考えの方がいたら是非一緒に良いITづくり、会社づくりを目指したいと思っています。

稲葉 祥紀(いなば よしのり) IT戦略部 部長
金融系SIerにて、ITインフラのコンサル・設計・構築・運用・保守を手がける。その後、独立系SIerの情報システム部にて、社内システムすべての管理および設計、中長期計画の策定、部門のマネジメントを手がける。主に、セキュリティ、インフラの設計、各種認証関係、監査関係を担当。2021年10月MoTに入社、IT戦略部部長として活躍する。
IPA情報処理安全確保支援士、Prosci認定チェンジマネジメントプラクティショナー

※掲載内容は2022年8月時点の情報です。


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